Q A列に、A1セルから 子、丑、寅、卯…と干支が1行にひとつずつ入力されているとします。「丑」が上から何番目にあるかを出す関数は次のうちどれでしょう?
① FIND
② MATCH
③ VLOOKUP
④ HLOOKUP
正解は、② MATCH関数 です。
指定範囲の中で上から(左から)何番目にあるかを出すのはMATCH関数です。
MATCH関数は1列もしくは1行の範囲を検索範囲に指定します。
複数列もしくは複数行の選択はできません。
第3引数は、0のほかに、1、-1の指定ができます。
1 … 検索値以下の最大値を検索、
検索範囲が昇順に配置されている必要がある
-1 … 検索値以上の最小値を検索、
検索範囲が昇順に配置されている必要がある
通常使うときは、「第3引数は省略せずに0にする」と覚えていてください。
単体としてMATCH関数が活躍する場は少ないかもしれませんが
他の関数と組み合わせると非常に便利な使用頻度の高い重要関数です。
ちなみに、干支を題材にしましたが、干支の一つをExcelに入力して
ドラッグコピーしてみると、十二支が順番に入力されます。
(これがお役に立つ場面はあるかどうかわかりませんが…)
◆MATCH関数を紹介している動画の一覧
メイン講義動画
・シートNo34 MATCH関数
・シートNo35 VLOOKUP関数で検索範囲の列の変動に対応する方法*
フォロー解説動画
・シートNo34 MATCH関数
・シートNo35 VLOOKUP関数で検索範囲の列の変動に対応する方法*
補足解説動画
・シートNo37 VLOOKUP関数で検索列より左の値を取得できるか*
*はメインテーマではないが関連・応用の動画
① FIND関数 は、検索したい文字列が、指定した文字列の
前から何文字目にあるかを出す関数です。
検索したい文字が複数含まれている場合、
前にある方の文字の位置を数えます。
③ VLOOKUP関数 は、検索値をもとにデータ変換する関数です。
検索値[第一引数]を検索範囲(マスタ)[第二引数]の一番左の列で探し、
一致したセルの行で、検索範囲の左から指定した列[第三引数]の値を返します。
VはVertical(垂直)を表し、LookUp 縦に探す関数です。
④ HLOOKUP関数 は、VLOOKUP関数同様、検索値をもとにデータ変換する関数です。
HはHorizontal(水平)を表し、横方向に探す関数です。
図のような横方向のマスタ表から検索するときに使います。
今回は、検索系の関数に関するクイズでした。