Q セル内に入った改行をすべて削除する関数は次のうちどれでしょうか?
① TRIM
② CLEAN
③ ASC
④ UPPER
正解は、② CLEAN です。
セル内改行を取り除く関数は、CLEAN関数です。
CLEAN関数を入力すると、以下のようにセル内改行を取り除いた値を返します。
Alt+Enterを押すと、セル内改行ができますが、
それは「改行コード」という文字をセル内に挿入しているということです。
そのため、セル内改行をする前と後のセルでは、文字数も異なり、関数で判定させると「一致しない」と出ます。
これにより、SUMIF関数のキーやVLOOKUP関数の検索値などに使用するときに
セル内改行をしているセルが含まれていると、うまくいかずに困ってしまう場合があります。
そういう時にはCLEAN関数や、置換のテクニックでセル内改行を取り除いてから処理をしましょう。
・セル内改行を取り除く置換のテクニック
単発の作業で、元データを保持する必要がない場合には、
置換機能を使ってセル内改行を取り除くこともできます。
Ctrl+Hで「検索と置換」を立ち上げたら、
「検索する文字列」のボックスに Ctrl+J で改行コードを入力、
「すべて置換」で改行コードを取り除くことができます。
改行コードを空白に置き換える、ということになります。
ちなみに、
① TRIM関数 は、余分な空白を削除します。
TRIM関数で削除される空白(スペース)は、以下です。
・先頭のスペース
・最後のスペース
・2つ以上連続したスペースの2つ目以降のスペース
スペースは全角でも半角でもどちらでも大丈夫です。
③ PROPER関数 は、先頭の文字のみを大文字、後は小文字にする関数です。
④ CODE関数 は、指定した文字の文字コードを表示する関数です。